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コラム

せつ子のブロードバンド教室 せつ子のブロードバンド教室 第2回

~インターネットのおさらい~

コラム提供:(株)フォーバル 

「インターネット」って何だっけ?

今日は先ずはじめに、「インターネット」について復習してみることにしましょう!

イラストインターネットとは、世界各地にあるコンピューターネットワーク同士を接続した世界規模の巨大な情報ネットワークのことです。いまや、家庭や会社から、パソコンを電話回線や光ファイバーなどに接続して、世界中と通信を行える優れものです。

よく考えてみると、電話だって、世界中の電話機が電話線で繋がっていますよね。
国際電話番号をプッシュすれば、日本から世界中のどこの国の、どんな田舎の電話機にだって、一発で繋がります。

IP電話はインターネット

イラストしかし、従来の電話はインターネットではありません。インターネットでは、必ずインターネット・プロトコルという通信手順に従って情報がやりとりされているのです。

ただ、近年は電話もインターネットの仲間になりつつあります。
皆さんも聞いたことがあると思いますが、IP電話がそうなのです。IP電話のIPはインターネット・プロトコルの頭文字をとったもので、通信手順をインターネット・プロトコルでやりとりしている電話という意味なのです。IP電話は、通信料金が圧倒的に安く、音声品質や使い勝手も改善され、急速な勢いで伸びています。
FAXはインターネットなの?

イラストFAXは音声ではなく、手紙や文章、図面や写真を送れるので、FAXってインターネットじゃないの?って思ったりしますよね。

でもね、これもちょっと違うんです。
FAXが作動中に、耳を澄ませて聞いてみると、「ビービー・キーキー」っていう音が聞こえます。これは相手のFAXと、機械しか分からない言葉でやり取りをしている証です。

実はFAXは電話と同じで、音声しか通信できません。FAXは紙に書かれた文字や絵を、音声信号に変換して送っているのです。
イラスト
FAXの歴史は意外に古く、1843年、英国で原理が発明されました。これは、モールスが電信を発明した6年後で、実は電話が発明されるよりも前なのです。

日本では、1928年に天皇の即位式の写真を各新聞社が京都から東京に伝送したのがはじまりです。その後、昭和40年代移行、民間でも大手企業の導入からスタートし、小規模事業者や各家庭にまで、文字や図形を遠距離の相手と送受信する機器として広く普及しました。
アメリカ国防総省の軍事利用が最初
イラスト
インターネットはアメリカが軍事利用のために作ったのがそもそもの始まりです。
現代の戦争は情報戦です。どこの地域にどのくらいの兵力があり、何をしようとしているのかを、瞬時に本部に連絡し、次の一手を考えるのです。

しかし電話回線の場合、最寄りの電話局が破壊されてしまうと、通信を行うことは不可能になってしまいます。東名高速道路のように、通信経路が1本しかないからです。

インターネットの場合には、世界中のコンピューターが網の目のように接続されていますので、今まで通信経路を担っていたコンピューターが破壊されたとしても、すぐに他のコンピューターと接続して通信を復活させることが可能です。
しかも、通信経路は無限に選択可能ですので、全てを破壊することは不可能です。
イラスト便利と危険は表裏一体

車を利用すると、目的地に早く着くことができ、雨にも濡れず、足も疲れないのでとても便利です。
しかし一歩間違えると、車は交通事故を引き起こし、大切な人の命を亡くしてしまう、大変危険な存在にもなるのです。

実は世の中には、便利になればなるほど、危険が増していくという法則があるのです。

例えば、ある文章を遠くの知人に送るとき、郵便やFAXを利用するよりも、Eメールを利用するほうがコストも安く、時間も早く送ることができます。しかしその反面、コンピューターウイルスに感染したり、重要なデータを盗まれるなど、危険も数多く存在しています。

イラスト車は、危険だけれども、とても便利だし、スピード社会の現代では欠かすことのできない乗り物です。それでは、車を安全に利用するためには、どうしたらよいのでしょうか?考え出されたのが「交通ルール」です。

道路標識や信号などを設置して、ドライバーには教習所で免許取得の勉強をしてもらうのです!
小学校では安全教室を定期的に実施して、車と歩行者が共に共存できる安全な社会を作り上げて行ったのです。

インターネット社会もまったく同じです。
インターネットでビジネスをする人も、インターネットで買い物をする消費者も、みんなで安全なルール「セキュリティー」を実施することにより、インターネットは初めて人間に役に立つものとなるのです!
イラスト 信号無視をしたり、スピードを出し過ぎて車に衝突すると、交通事故の加害者となってしまい、重い責任を背負うことになってしまいます。
また、交通ルールを知らないで自転車を乗り回していると、思わぬ事故に巻き込まれ、被害者となるケースも多くあります。

インターネットの世界も同じこと。
セキュリティーのルールを勉強しないままメールを利用していると、取引先にウイルスを撒き散らし、思わぬ加害者となってしまいます。また見知らぬホームページにアクセスし、パソコンの中のデータを全て抜き取られてしまう被害も多発しています。
ルールを守って、安全運転

イラスト車の交通ルールと異なるところは、インターネットのルール「セキュリティー」は、常に進化を遂げているところです。
交通ルールは教習所で一度勉強すればOKです。交通ルールが頻繁に変更されることは滅多にありません。
しかしインターネットは、日々凄まじい勢いで進化を遂げています。今日の常識は明日の非常識と言われる程です。

毎日目まぐるしく変わるインターネットのセキュリティールール。この全てを把握することは、プロでも不可能ですし、その必要性もありません。

毎日新しく進化する最低限のルールを、少しずつ勉強していけば、私たちはインターネットにおける被害者にも加害者にもなることはないのです。