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コラム

せつ子のブロードバンド教室 せつ子のブロードバンド教室 第11回

~情報セキュリティー上の危険とは?~

コラム提供:(株)フォーバル  

「悪意がある」場合と「うっかりミス」
イラスト
「情報セキュリティー」とは、パソコンやサーバーの中に保存されている情報が、盗まれたり、消去されたり、変更されたりすることを防ぐための手段です。

例えば情報が「消去される」場合を考えてみると、多くのきっかけが存在することが分かります。
キーボード上の「Deleteキー」を間違えて押してしまい、大切なファイルが偶発的に消えてしまったという経験は、読者の皆様も数多く経験されていることでしょう。

イラストこのケースの場合は犯人によって、悪意を持ってファイルが消されたわけではないので「犯罪」ではありません。

よって「うっかりミス」の分類に入ります。しかし人間の不注意によって発生する偶発的脅威についても、避けることができるのであれば、できるだけ避けたいものです。

よって不注意によるデータ消去に歯止めを掛ける手段についても、一般的には「セキュリティー」の一種として対策が検討されています。

「人災」と「天災」

イラスト 先ほど説明した「悪意がある」も「うっかりミス」も、2つとも人間の手によって行われるもので、つまり「人災」です。

これとは対象的に、地震や火災によって重要な情報が消滅してしまうことを「天災」と呼んでいます。 「天災」はけっこう馬鹿にできません。
例えば会社の近くで雷が発生し、その雷の高圧電流が100V商用電源を通してパソコンまで到達し、すべてのパソコンをショートさせてしまう場合も多くあるのです。

イラスト またサーバールームの窓を開けっぱなしのままで帰宅してしまい、夜になって台風が来てサーバーを雨で濡らし、データをすべて消滅させてしまうことだってあります。(これはある意味では「人災」と言えるかもしれませんが。。。)

その他に、電源ケーブルやLANケーブルをねずみがかじってしまい、通信が途絶えることだって実際に多数報告されています。
このようなねずみの被害についても、天災に分類されています。

「内部犯罪」と「外部犯罪」

イラスト会社の中に保存されている情報は、インターネットを通じて外部の人間によって盗まれる場合と、会社内部の社員によって盗まれる場合の2つのケースがあります。

つい最近までは、情報漏洩事件のほとんどは、外部の人間によって行われていると考えられていました。

しかし最近の詳細な調査によると、情報漏洩の約8割は「内部の人間」によって持ち出されていることが分かってきたのです。

情報漏洩事件が外部の人間によって行われていると考えられていた時代には、インターネットとの接続部分にファイアウォールを設置したり、ICカードでビルの出入管理を厳重にしたりと、外部の人間を近付かせない対策ばかりに気を配っておりました。

イラストしかし約8割の情報漏洩事件が内部の人間によって引き起こされていることが分かった後は、社員のメールの中身を監視したり、重要なファイルを誰でも簡単にアクセスすることができないようにしたりと、様々な仕組みが会社の中に組み込まれるようになりました。

USBメモリにデータが保存できないようにする仕組みや、ノートパソコンを社外に持ち出せないようにする仕組みも、内部犯罪を防ぐためのセキュリティー技術です。

「お金目当て」と「お金目当てじゃない」

イラスト会社に保存されている情報を盗んで誰かに販売したり、サーバーに保管されている情報を粉々に破壊したりする行為は、以前は「ハッカー」などの愉快犯が行っておりました。
ハッカーは、自分が培ってきたコンピュータの知識や技術を友人やハッカー仲間に自慢するために、上記のような犯罪を行っていたのです。よってお金目当てではありませんでした。

しかし現在の情報漏洩犯罪は、お金目当てで行われていることがほとんどです。またライバル企業から依頼されて、相手企業の顧客情報を粉々に破壊することを請け負うクラッカー業者も出始めています。

現代のビジネスは「情報戦」です。いかに優れた情報を、素早く入手して、ライバル企業の追随を許さないかに掛かっています!

イラストライバル企業を混乱させるために、いかにでたらめな情報を流すか。ライバル企業の息の根を止めるために、いかに情報破壊を行うか。

21世紀のビジネスは、いかに情報を安全に、そして素早く扱うかに掛かっているのです。そのためには、情報セキュリティー技術は、無くてはならないビジネスツールへと発展しています。