コラム提供:(株)フォーバル
アメリカには、なぜ「振り込め詐欺」はないのか? 読者の皆さんは不思議に思われるかもしれませんが、アメリカにはオレオレ詐欺に代表されるような振り込め詐欺はほとんど存在しません。なぜならば、アメリカはカード社会であり、現金を持ち歩いていないからです。 アメリカ社会では、レストランで食事をするときも、スーパーで買い物するときも、ほとんどの場合、クレジットカードで支払います。 お財布の中には、20ドルから30ドル程度しか入っていなく、現金は家の中にも置いていません。 ですから、今すぐに現金を振り込めと言われても、アメリカ人のほとんどは、現金を持ち合わせていないのです。 預貯金についても、現金で保有している人は少なく、株や債権に投資していたり、投資信託や長期預金に預け入れているため、現金化するためには、少なくても1週間の猶予が必要です。 ですから、アメリカにおいては、現金を今すぐ振り込むようにという「振り込め詐欺」は、経済的文化の理由から、ほとんど存在しないのです。