全国設備業IT推進会

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 TOP > セミナー・展示会・他 > 定例会報告 > 「第85回 協賛パートナー定例会」便り
定例会報告
2014年 2月19日(水)
全国設備業IT推進会「第85回 協賛パートナー定例会」

意見交換会 報告
2月19日(水)、当会「第85回 協賛パートナー定例会」にあたる今回は、
設備業の組合員の方々にお越しいただいて「意見交換会」を開催しました。

【第一部】のパネルディスカッションでは、3名のパネリストの方々にご登壇いただき、
「設備業を理解しよう」をテーマに、「設備会社の業務の流れ」「現状の課題、お困りごと」「将来の展望」
「組合の活動」「全国設備業IT推進会」について、お話を伺いました。
パネリスト
全国管工事業協同組合連合会 青年部協議会 会長 中島誠照 様 株式会社梶岡設備 代表取締役 梶英正 様

全国管工事業協同組合連合会 青年部協議会
会長 中島 誠照 様
(全国設備業IT推進会 運営委員)

全国管工事業協同組合連合会(略称:全管連)
会長:大澤 規郎 様
所在地:東京都豊島区北大塚3-30-10 全管連会館
設立:昭和35年7月12日
所属団体数:610団体 所属業者数:17,997社

全国管工事業協同組合連合会 青年部協議会
設立:1997年2月15日
所属団体数:28団体 所属業者数:1,525社

株式会社梶岡設備
代表取締役 梶 英正 様
(全国設備業IT推進会 理事)

株式会社梶岡設備
所在地:岡山県岡山市北区北長瀬表町3-16-5
設立:昭和44年2月
関東電気工事青年部連合会 会長 植草宏介 様
コーディネーター
全国設備業IT推進会 事務局長 粕井康人

全国設備業IT推進会 事務局長
粕井 康人
株式会社システムズナカシマ

関東電気工事青年部連合会
会長 植草 宏介 様
(全国設備業IT推進会 理事)

関東電気工事青年部連合会
会長:植草 宏介 様
所在地:無し
現在は千葉県電気工事工業組合が事務局
概要:平成24年に全関東電気工事協会青年部会から移行して設立
会員数:1,002人
設備会社の業務の流れ
どのような仕事が多いですか?
中島会長
設備工事には、機械設備工事と電気設備工事がある。

業務の流れとしては、基本的に定例打合せがあり、設備工事は他の業種と比べ専門性が高いため、最初の打合せから参加して詳細を決めていく。
梶社長
岡山では現在、大型ショッピングモールが駅前にできたり、病院ラッシュで設備工事が非常に多いが、地元の業者は受けたがらない。予算が合わず逃げている。
植草会長
電気工事と言っても様々で、電柱に上る外線工事もあれば、外灯などの屋外や屋内線工事、弱電設備など様々なものがある。
当社の場合を説明すると官公庁や大手ゼネコンなどより受注し、店舗工事やビル、学校、賃貸マンションなどを主に施工している。
修繕の直営班もいるが、主な工事は外注施工班で構成している。
近年では、営業が設計図書メールやインターネットよりダウンロードし、積算を行うケースが多い。
昨年と比べてどう変わりましたか?
中島会長
昨年と比べて仕事は多い。
関東は非常に忙しいという話を聞くが、中部・西日本はそうでもない。
今後は消費税の関係もあり、東京オリンピックが決まった関東ではこの先も忙しいことが予想されるが、それ以外の地域では何とも言えない状況。
梶社長
ハウスメーカーは、4月から消費税が上がると分からないが、今年3月まではすごく忙しい。
自社が抱える地場工務店は、新築物件はほとんどなく、7~8割が改造工事である。
業界全体的に人手不足。
植草会長
昨年と比べると仕事量は増え、電工不足が業界でも問題になっている。
IT化の状況はどうですか?
中島会長
管工事業のIT化は遅れていると思う。
管工事業は小さな会社が多いこともあり、ITに距離を置いてしまう部分も多いのではないか。

また、管工事業は市町村の役所を相手にしているため、役所毎に仕様が異なっていて、汎用的なソフトでは対応しきれないところがあり、IT化に乗りにくい面があるように思う。
会計ソフト等に関しては問題はないが、申請ソフト等は各市町村に完全に対応するのは難しい。
梶社長
自社のIT化はかなり進んでいるとは思う。
もともとは積算ソフトを導入したが1~2年で元は取れた。
その後、会計ソフト、顧客管理ソフトを導入した。
FAXは紙で出さず画面で見ている。
サーバーはないが、ディスクで管理している。
慣れてしまえば非常に良い。
業務改革しないとダメ、絶対に変わらない。
植草会長
当社の場合はIT化も徐々に進み、現場代理人はスマートフォンやIPADなどを活用して会社から資料を取り出したり、顧客の現場事務所を借りてノートパソコンなどで業務処理をするようになっている。
組合などでも提案型技術営業を進めているが、アフターサービスでも、顧客情報をデータ化して管理している会社が増えている。
現状の課題、お困りごと
どのような課題がありますか?
中島会長
ITを使えば便利なことは感じてもらえるとは思うが、管工事業のIT化は進んでいない。
進んではいないが、使っている人は便利に使いこなしている。
しかし、それを広げていく仕組みもないため、上手く伝えていくことが難しい現状。
梶社長
人材の問題が大きい。
岡山の専門学校で管工事関係の学科があったが、今はもうない。
人をどうやって探して、どこからとってくるのかが大きな課題。
植草会長
電気工事は、かなり仕事も多く人不足が深刻化している。
特に小規模工事や長期の現場などはやり手が居なくゼネコンなども苦慮しているようである。
さらに電気工事は付帯設備の場合が多く、建設業全体の人不足により工期延長やトラブルの多い現場が多発している。今後は営業スキルが重要。
ITの導入失敗例はありますか?
中島会長
ITを「使いこなせない」ということ。
上の世代はメールも上手く使いこなせないし、図面も手で描いている、FAX全盛の世代。
その世代が少しずつ交代していくと徐々に普及するとは思う。

若い世代が積極的に使いこなして、便利だということが分かれば、会社に組み入れられる。
今後はもっと若い世代にターゲットを絞って導入を広げていけばいいのではないかと思う。
将来の展望
ITを活用してどのような効果が出ていますか? また、期待されますか?
中島会長
今と同じ事を10年前にしようとしても出来なかったと思う。
ITによって本当に便利な時代となった。

会社にいなくても、会社に来る情報はITにより全て取ることは可能であるし、図面を送ったり確認することもできる。
必ずしも会社や現場に行かなくても、設備の仕事ができる時代になってきた事を伝えていければいいと思う。

全管連や全国設備業IT推進会に参加して学ぶ中で、徐々に使いこなせるようになってきた。
今後も積極的に学び、情報発信していきたい。
もっと便利な事があるような気がするし、もっと便利な物ができると期待している。
植草会長
組合で役職などが付き、出張が多くなってしまったが、移動中でも会社業務を行わなければならないため、電子入札や業務チェックなどを「TeamViewer(チームビューアー)」などを活用し処理している。
茨城県つくば市に営業所があるが、営業所の社員が本社と温度差があると感じていた。データの外部アクセス化や朝礼ではスカイプを使い同時に参加できるようにしている。
ITを導入したおかげで、離れた場所でも疎外感がなくなったと報告を受けている。

組合活動でもスカイプで会議をしたり、最近では関東の理事では連絡はほとんどLINEでやり取りをしている。
また、全国都道府県の青年部会長とFacebook登録を進め、、久し振りに集まる機会でも近況を知っているため、お互いの距離が近づいている。
IT化により便利になった反面、営業面でいうと、お客様とメールでのやりとりが増え、直接お会いする機会は減っているため、お客様との距離感が出てきていることに少し問題があると感じている。

今後、期待するものとしては、社員のデータ管理の効率化と通信料管理。
組合の活動について
どのような活動をされていますか?
中島会長
管工事業は非常に幅が広い業種である。
道路の水道本管、下水道本管、取り出し工事(水道本管から分岐して宅内に引き込む)、
宅内(住宅、ビル)の配管工事、給排水衛生設備(トイレ、キッチン、洗面)、換気・空調工事、
修繕工事(専業としている)
様々な業種が同じ組合に所属しており、非常に多岐に渡っている。
何を組織の目標にしていくかが難しいところでもある。

管工事業は主に、地元の市町村の水道課の指定店工事をしている業者がまとまって組合を組織している。

平成8年に水道法の改正があり、それまでは組合員外の市町村の指定水道工事店はなかったが、規制緩和で、ある程度の資格と条件を持った会社は市町村の指定工事店になれる事になった。
そのため、組合員外で仕事をしている業者が非常に多くなってきた。
例えば、名古屋市内では組合員320社、組合員外は倍くらいあると思う。

20年前には考えられなかった競争が始まっている状況の中で、組合にどんな事ができるだろうと考えて活動している。
植草会長
組合では全国一本化として各ブロックの活動情報の共有、連絡体制の強化、ブロック内活動や支部活動の強化を上げている。
各都道府県では、ボランティア活動や広報活動も盛んになり、今後も社会で必要とされる業界づくりへと動いている組合が増えている。
重要な施策としてどのようなものがありますか?
中島会長
組合員は基本的には地元の業者であり、地域に根差しているのが、第一のメリット。
また、組合員は昔からその業種に関わっているので、資格だけで指定を取った業者と違い、豊富な知識や高い技術力がある点を強調している。
高い技術力を維持するために、先生や講師を育てていくことも視野に入れながら、また、いかに組合員であることにメリットを感じてもらえるか、誇りを持てるかを考えて活動している。
植草会長
関東では、防災・仕事ネットワークの策定を進めている。
災害時の各会員への連絡方法や仕事で困った時に助け合えるようなシステム作り。
どのような課題がありますか?
中島会長
若い人達が入ってこない。
例えば、ガス工事等(東邦ガス、東京ガス等)の大きな看板がある所には若い人達が入るが、管工事業の組合員の所には入ってこない。
工業高校や専門学校に求人を出すが、そもそも工業高校の設備科に入ってくる生徒が少ない状況。
人気のある建築科には、ある程度の生徒が集まる。
管工事業に対する見方があまり良くないようなので、具体的には“ライフラインを守っている”等PRしながら、取り組んでいけたらいいと思う。
若い人達が入りたいと思える業界にしていきたい。
植草会長
各工組の予算の問題や親会との連携、そして各工組青年部により活動進捗が異なる点など。
全国設備業IT推進会について
今までの活動についてどう思いますか?
中島会長
名古屋での全国設備業IT推進会に参加して、業務ソフトを使用していない理由を聞かれたが、
「便利なのはわかるが、それがどれくらい時間を短縮できるのか、どれくらい金銭的なメリットがあるのかを説明しきれていないのでは」と話した。
時間をお金で買えるのかなとITを見ている。
もっとその辺りを具体的に説明しアピールできるといいのではないかと思う。

「全国設備業IT推進会 新聞」は、末端まで届く方法があれば皆さん目を通すかなと思う。
植草会長
全国設備業IT推進会の支援により、関東ブロック会員大会もIT化や広報活動が盛んになった。
また、各工組で「NetMaster(ネットマスター)」や各種講習会などでも情報を共有化できるようになり、青年部会長の負担が減ったと思われる。
千葉県でも、全16支部の統一ホームページの作成や、支部長クラスの意識付けなどに尽力いただいている。
今後どのようなことを期待されますか?
中島会長
古い業界なので、なかなか新しいものを取り入れていこうという感覚は鈍い。
FAXに関しては組合員同士の連絡他で広まった部分もあったと思う。
このままだとITが急速に普及することはなさそうなので、何かそういうきっかけが必要だと思う。

参加した人は「非常にためになった」「知らなかったことを知る機会になった」と言っている。
ITへのきっかけとして、出来る限り長く続けていただき、色々な方が参加できる会にしてほしい。
今まで以上に刺激のある情報をいただきたいと思う。
植草会長
ITに関する進化のスピードが速く、今行ったことが、すぐに次のステップへと変わっている事が多くあり、情報をわかりやすく伝えてもらえると助かる。
仲間内でITを使っている人の活用事例が講習会に入っていると参考になる。
色々なカリキュラムを作って選べるような形になることを期待している。
全国設備業IT推進会
全国設備業IT推進会
第二部
【第二部】では、より具体的なお話を伺うため、2つのグループに分かれてグループディスカッションを行い、協賛パートナー各社からの様々な質問に、現場の生の声でお答えいただきました。
内容の一部を抜粋してご紹介します。
IT企業に求めることは?
特化したソフト同士の連携を希望。痒いところに手が届くソフトも企業単位では必要。
商品説明会など、課題解決してくれるソフトを知る機会を多くしてほしい。
窓口を明確にしてほしい。
組合活動にITを活かしていきたいため、円滑に情報交換・情報収集ができる環境の提供を希望。
元請けのIT化、工程管理のIT化をしていくことが必要(工事に関わる業者全体のIT化)。
人材不足の影響で工務店の工事進捗により、設備工事店の工事着工・管理が行いづらくなっている。
建設業・設備業の仕事を楽しい仕事とPRし、人材獲得・人材育成の支援を行ってほしい。
どのような人材が必要か?
ビル管理、ハウスメーカーなどが資格取得を進めており、本職の人の取得が低下している。
実際に現場を経験している人員が必要だが、賃金が低いため工事資格を取得する人が少ない。
現場管理の資格を持った人員も不足。全部一人でこなせる人は独立していく。
設備業に興味を持ってもらい、良い人材を集めることが必要。
工業高校等の学生が企業を見る際にホームページが一番重要。
動画や分かり易いコンテンツを用意することで、専門学校・大学の教員の推薦優先度は高まる。
設備会社が潰れる話はあまり聞かないが?
潰れない理由は基本的に人件費だけの問題。
例えば、飲食店はお客様が来るのを待つが、設備会社は自分からお客様のところへ行く。
管理している会社は多いが、実際に手を動かしている人の数は少ない。技術を売って仕事をしている。
もともと資産をあまり持たないので潰れにくい。どこかの景気が悪ければどこかは良いので、毎年大体同じくらいの売上がたつ。会社としての伸びはわからないが、よほどの冒険をしなければ潰れない。
独立する人も多い?
建築はひとりではできないが、電気・設備はひとりでもできるため独立しやすい。
5人いる会社が潰れたら5社できるようなイメージ。
積算やCADの活用事例について
使用している人から話を聞いて、導入することは多い。
自分が分からなかったときに教えてくれる人がいるといい。
他のソフトとの互換性でも縛られてしまうため、汎用性も大事。
積算ソフトは建物に特化している部分があるので、エクセルで管理している。
使っているカメラは普通のデジカメ?工事用カメラ?
大体工事用カメラを使っている。
フラッシュ、防塵・防滴、写真データの大きさ等に関して、普通のデジカメより便利。特に防水。
最近では携帯・スマホのカメラでも十分。
保証は5年にしてほしい。
申請書式等について
官公庁の工事をする際、民間の我々にはマッチしないことが多い。
メーカー毎に単価も書式もシステムも違い、同じことをするのに違う出し方をしなければいけない。
同じ県内でも役所毎に必要書式が違う。役所に提出する書類はやり直しばかり、しかも紙で持っていかないといけない。
申請書式等が全国統一統一されれば業務効率は上がる。
全国設備業IT推進会に求めることは?
建築業界についてもっと深堀して知ってほしい。
誰でも使えるソフトを作ることを考えてほしい。
導入決裁のポイントは?
まずは費用対効果。あとは必ず運用できる確信が必要。
そのソフトを使い切ってこそ解決できるという絶対的な必要性があること。
CADでも部署ごとに切り分けられると良い。
全国設備業IT推進会
全国設備業IT推進会
ご参加いただいた皆様、大変貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
これからも更なる活性化に取り組んでまいります。引き続きご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。
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