「中小企業の生産性向上のためのIT活用について」　- 概要 -

■構造変化「人手不足」
　・中小企業は過去最高水準の人手不足に直面している。
　・中小企業の生産性は大企業と比較して低く、改善もしていない。
　・生産性向上につながる前向きな投資をより一層促進していく必要。

■ITの利用状況と課題
　・IT投資を積極的に行う中小企業の方が、売上高・売上高経常利益率の水準が高い。
　・IT投資の現状→　中小企業のIT利活用は約55％である。
　・IT導入が進んでいない層に対して、どのようにIT導入を図っていくかが大きな課題。

■中小企業・小規模事業者の課題への対応策
　・中小企業のIT導入に関する相談相手は、地元のITメーカー・販売会社等が多く、
　　こうした主体がIT導入を働きかけていくことが重要。
　・さらに面的にITツールを導入するために、中小企業支援機関のITリテラシーを向上し、
　　連携してIT導入を図っていく必要がある。

【施策】
1.スマートSMEサポーター（認定情報処理支援機関）
　・認定情報処理支援機関制度運用状況
2.中小企業生産性革命推進事業
　・設備投資支援（参考：ものづくり補助金活用事例）
　・ITツール導入支援（参考：IT導入補助金活用事例）
　・小規模事業者の販路開拓支援（参考：持続化補助金活用事例）
3.税制による支援

■中小企業の企業間のIT化
　・企業間でデータ連携を行うことで一層の生産性向上が期待できる。
　・中小企業におけるEDI（電子データ交換）、決済利用状況について。
　・中小企業の経理事務の現状について。

【施策】
1.「中小企業共通EDI標準」（初版）の公開
　・中小企業共通EDI導入のメリット
2.中小企業・小規模事業者決済情報管理支援（平成29年度補正予算事業）
　・参考：「全銀EDIシステム(ZEDI*)」稼働（決済の効率化）
　・つなぐITコンソーシアムの設立と導入支援
　・中小企業庁によるEDI普及の取組み
3.企業間データ活用支援
　・参考：ものづくり補助⾦（企業間データ活⽤型）で想定される取組例
4.消費税軽減税率対策費補助金